ある都Pの足跡

それは都の再登場を待ち続けた一人のPの記憶。
都も含めて再登場に一年以上かかったキャラは少なくない気がするけど、今はほとんどのキャラが半年に一回くらいの出番が望めるのは救われているのか。
願うなら全員に声付きとかそういう世界を望みたいけどまあ無理だろうという諦めもある。

○ひな祭りサバイバル

出たばっかなのでまだ渇望感が薄い。そういえば里美Pだった時代もあったレベル。上位で心が折れた。

○テーマパークサバイバル

まだ都にちゃん付けなあたりに時代を感じる。この頃は若葉さんお迎え前だったので小さい=若葉さんネタとか使ってない。

○ブライダルマラソン

ホームズのタイトルネタを強引にこじ付けに行く先触れ。「参ったな…」とか言ってるあたりまだ余裕がある。

○スポーツガチャ

バリツは柔術というのが一般的な見解。故に分類上スポーツで通る理論。一年後にも同じこと言ってた。

○動物園サバイバル

ホームズネタが思い付かなかったので動物ネタで妥協。このときにとっておいた若葉さんを後に育成するとは思ってなかった。

○水泳大会マラソン

困ったら殺人事件。これね。なおSRさとみんで爆死。

はい。

○サマーライブサバイバル

久々のホームズネタ。そろそろ本格的に出番に飢えてくる。

○女子寮実装

Q:殺人事件ネタ多くないですか
A:そんなことはない

○メイドガチャ

俗に言うフラグである。乱立すればどれか当たるだろうとも言う。

○ハロウィンガチャ

トリックと言う響きだけで都にこじつけられるハロウィンは神イべ。

○京都アイプロ

そろそろ必死感が漂ってくる。関係ないけどビットサミットの会場がみやこメッセなせいでTLに流れてくると凄い誤読率で困った。

○ハロウィンサバイバル

Q:事件解決できましたか
A:事件は起きませんでした

○湯煙温泉ガチャ

いつか降る雪は良ゲー。ロリコンじゃないです。

○マッチフェス

フェスはノーコンセプトなのでこじ付け辛くて困る。言い換えればこじ付けに頼らなくても出番が欲しいという飢えが始まっている。

○USAライブツアー

珍しい神宮寺ネタ。アメリカ探偵出せよという話だけど神宮寺も好き。タバコ吸ってる真似をするのは明らかに神宮寺の影響。

○1stアニバーサリーアイプロ

後に言うフラグである。なお2ndアニバーサリーアイプロでは必死に走ったものの都のコミュも若葉さんのコミュも起きなかった模様。

○聖夜サバイバル

正直都が包丁持ってガチョウの腹掻っ捌いてたら結構なホラーだと思う。

○誕生日

Q:ニュージェネと同じ扱いしてもらえるとでも思ったの?
A:初めからそんなことは考えてなかったさ、俺はカウボーイだからな

○合宿

クレーンで都を釣ろうと企むも爆散。マヒロー、お前じゃないんだ(贈り物欄に三人並んだ)

○イギリスライブツアー

割とイギリスなら都いけると思った。ホームズの地だし。追加エリアでベーカー街とか。そんなことは無かった。

○バレンタインアイプロ

時には強引な手段も辞さないのが我々ジュラル星人だ。

○メイドガチャ復刻

ついに ねんがんの さいとうじょうをはたしたぞ!
都は実際初期Rも能力自体低いとは言え攻撃型で、探偵メイドルで更に攻撃特化になったのが成長した感じですごい嬉しかった。
ちなみにこの2月はSR智絵里→都→SR高森さん→SR若葉さん+Rもりくぼという大波乱。

○これにて終了



この後初代ドリフェスでメダルSRで出てきてあまりにもあんまりなバランスに血反吐を吐くけどそれはまた別のお話。

カラテだ。カラテなのだ!

というわけで先日行われたトラタワ8階大フリープレイイベントの感想とか今さら書くよ。


○チャタンヤラクーシャンク
到着したら誰もやってなかったのでとりあえずCPU戦でもするかと始めたら突然謎の黒帯空手マンが現れ10連敗という幸先の良いスタート。
フリープレイということで普段は使わないジャンプ絡みのアクションを色々試したりしてみた。相手からすると舐めプに見えるかも知れないけどそうじゃないんすよ!あんまり使われない選択肢の可能性を探ってるんすよ!
そんな感じで試してみて、分かったことがいくつか。

・従来の格ゲーでのジャンプとは違い、攻撃に派生できる特殊ステップという認識の方が近い。
・近すぎると7A・4Aで落とされるため間合い超重要。
・低い位置でヒットorガードさせれば地上での連携とは比べ物にならない速さで二段目を繰り出せるため、ダメージのチャンス。後ろ系の近距離技を当てられる間合いで有利を取れているのは強い。

で、先週金曜のサバイバルアーツ&ジャッキー大会のときにもう少し使ってみて分かったこと。
・ジャンプ攻撃を届かない間合いをキープされている場合、空ジャンプが機能する。
・間合いが遠いため近距離技は届かず、見てから反応しても判定の強いジャンプ攻撃に狩られる恐れがある。そうやって様子見しているところにジャンプ着地から攻めるという選択肢。
・ジャンプ攻撃をする際に多少浮き上がり、ガードできない時間が伸びてしまう。そこを狙いに来た対空攻撃を空ジャンプでガードを間に合わせる、あわよくばカウンターを叩き込む。

こんな感じでジャンプからの選択肢も最近捨てたものではない気がしてきた。あと相手の下段スカしてジャンプしたときの読み切った感やばい。超快感。


○チェンブレ
ないっすさんからどうぞどうぞと薦められたのでじゃあそっちはチャタンやろうぜ!という謎の交換条件でのプレイ。
相手が誰だか確認してなかったけどガチ勢ぞろぞろしてるあの状態で勝ってる人だから確実に無理ゲーと知りながらも通せる選択肢を模索する。
ないっすさんの話だとオメガアロー人権ないという話なので生きる道を探してみてるけど、いっそのこと装甲の低さは捨ててスピード強化でアイテム落とさない立ち回りした方がいいのかもと思ってる。
ボス化からのバーナーも当たらないものとして、上段A+Bを連打しながら下に下がって弾幕密度を上げる努力をして、なんとか1ラウンドは取ることに成功。
後衛での脆さは小ボム使って前に出て少しでも弾を消すことでなんとかという感じ。それでもプレイヤーの弾避け能力がお察しレベルなので非常にアレ。


○ジャッキー
かわいいライオンがどんどん出てくる。
投げやマッドクラッシャーから空中コンボを当てて、着地に弱クレイジーボムを重ねると見せかけて強クレイジーボムを出して通り過ぎさせ、ガードしてる相手を投げるループが激熱。弱クレイジーボムルートで当たれば弱K弱Kからノーキャンセルのマッドクラッシャーが繋がるのでどちらも読み勝てばループ可能。相手は死ぬ。
牽制で振る技として、屈弱Kより屈弱Pの方がリーチが長いということを知ったのも収穫。上方向に判定が強いので、小さく飛びながら攻撃するタイプの中段に対する暴れにも使える。
今の悩みは投げからの空中コンボが位置によって安定しないこと。近すぎるのか相手を画面端に投げたのにライオンは画面中央向いてることが多くてどうにかしたい。



今回のフリプも盛況だったようでなにより。次のフリプいつかなーチラッチラッ

いざ行かん、約束の地(自由が丘)へ

というわけで土曜はゆるいという名前の割りにゆるさが感じられないと評判のゆるドミ会で過ごしてたりしたよ。

集合9時前に対して余裕の10時到着。一人で行けるようになったので何も 問題 ない。
最初はゲームの写真撮るのにテンション上がってくるとゲームしっぱなしで写真のことを完全に忘れるのでなんとかしたい。


○ホームズ13
変型clue。13人のホームズ関係者のうち、一人を抜いて裏返しで中央に置き、それ以外を各プレイヤーに配る。
それぞれの人物には天才や警官、犯罪者、女性といったアイコンが付いていて、これについて他のプレイヤーに尋ねていって抜かれたカードが何かということを推理するわけだ。
他のプレイヤーにできる聞き方は二つ。「アイコン一つを指定し、全プレイヤーに持っているか持っていないか聞く」「アイコン一つを指定し、対象のプレイヤーに対して何枚持ってるか聞く」。
推理系で難しそうに思えるが、他の人の質問と答えも全て分かるので、さくさくと情報が集まって1ゲーム10分程度で終わるお手軽感。
それに加えて誰が何を持っているかが重要なので、ゲーム前に名前を聞く必要があるしゲーム中にも名前を呼ぶので、初対面の人とやるときなんかはいいかもしれない。

ゲシェンク
数字を年齢で解釈したら酷いことになった。俺が悪かった。

○ねこあつめカードゲーム
場に出ている猫を手札の餌やらなんやらを使って自分のところに連れてくるゲーム。
イベントカードで場をかき回される割合が大きく、あまりゲームゲームしてる感じではないのでライト層とやるときなんかはいいかも。あと4人でやると小判マジ無理。

○どうながねこぞくのたたかい
1対1のタイマン系カードゲーム。使った手札は特殊なもの以外手元に戻ってくるので運要素は皆無。ゆるい見た目の割りにデスやり(即死ダメージ)やめておといった技が物騒すぎる。
一気にピンチになってときに「ここでこのまま押し切りにはこないはず、となると向こうが取りそうな選択肢は…かがみのたて!」と読んで見事的中したときの快感!

○マンションオブマッドネス拡張『イエローサイン』
殺伐としたゆるドミにマンションが!
今回の舞台は狂った演劇作家のお宅に侵入。
オーディションでカルティストが沸いてくるし探索者も演劇の役演じたくなるし今日は厄日だわ!大体こんな感じのシナリオ。
イベントカードが4枚しかない代わりに時間切れによる勝敗決定なし、マップが小さめな割りに色んなルートで移動できる、強制移動させる廷臣カードでコストがかかるので使いにくい(重要)と今までの拡張と比べると難易度的にかなりおとなしい。未経験者相手にもいいかも。
ちなみにやぶけない謎の台本を火にくべられてGM敗北。
主力になるのがカルティストなのに廷臣カード持ってる探索者に攻撃できないのが辛い。蒼白の神官の廷臣カードでマニアックにして殴りかかるしかないけど、ギャングのような意志高いキャラに廷臣カード付けるのは難しく、かつそれにカルティストも着いて行かせないといけないので脅威トークンがカツカツ。
GMもPLも色々考えて行動できる良シナリオだと思った。

○クク
新版は初めてやったけど特殊なカード増えてて面白いと思った。
ジェットストリームご祝儀は割とどうかと思った。
汝滅びよ!(死ね)


そういやマンションオブマッドネスやってるときに、他の卓で棍棒みたいなの振り回し始めたり集団でアニソン歌いだしたりという地獄が顕現していてMoMやってる俺らよりあっちの方が断然狂気だ…と内心思ってたんだけどあれ一体何してたんですかね。

殺伐としたブログにチャタンヤラクーシャンクが

 空 手
    THE
   KARATE
 TOURNAMENT

というわけで今回は第10回裏塔劇でも好評だったチャタンヤラクーシャンクのお話。
どんなゲーム?という人はまずトライタワーに行ってプレイしてみよう。
動画的にはこんなの。

攻略という面で考えるなら裏塔劇wikiに書いた方が良いかも知れないけど、あくまで俺の考えで主観まみれなので。


このゲーム、プレイしていくといくつかの段階に分けられる。そして段階の違いは腕の違いとして現れ、圧倒的な実力差として反映される。


第一段階:大技を気軽に振る。特に9A+Bが突進力が高く、分からん殺しとして愛用される。
この段階は大技を見てから潰されるようになって簡単に終わる。あの世界で出が遅いというのはそれだけ当てられないというのと同義だからだ。

第二段階:大技を封印し、遠距離技が主軸になる。リーチが長く、ガードさせればOKという安心感がある。
この段階も更に上のランクのプレイヤーは見てから一方的に潰してくるようになる。9Aは相手が中段ガードしているときしか当たらないためあまり振りたくない、かと言って6Aは7Aで簡単に潰される、3Aも同様に4Aに負ける。否応無しに接近戦せざるを得なくなる。

第三段階:遠距離技も封印、接近戦勝負になる。これ。ここからが本当の空手。
近距離技が届かないが中距離技が届く距離。この間合いから読み合いゲーとして緊張感が高まる。
中距離技は近距離技で狩れる。近距離技は後出しの近距離技で狩られる。立っていれば中距離技が届く。
中距離技を見てから対応した近距離技で狩るというのを安定してやれるプレイヤーならともかく、そうでないなら一点読みに賭けるしかない。
その一点読みの助けになるのが人読み。人によって傾向や連続技の流れはある程度決まってたりするので、そういうのを察知する観察力も大事。
ただ人によっては読み合いというよりカンで攻めてくる系の人もいたりするため、そういう人も実際厄介。

第10回裏塔劇覇者の青汁ガイル氏なんかは人間性能が高く、技を出した後にすぐその技を潰せる段にガードを入力しているため牽制を狩ることすら許してくれない。しかも反応も早いためこちらの牽制はほぼ狩られる。そんな人相手にどうやって勝機を見出せばいいのか。
俺の出した結論は、牽制で出してくる中距離技に同じ段の近距離技を合わせて狩る。これしかない。下段に中段合わせてもガードされる以上、あの人から技有り取る手段はこれ以外残されていない。


このゲームは対戦の読み合いを楽しむゲームでありながらCPU戦は超反応でパターンはめるしかないという一人では面白さを見出せない+見た目が独特で避けられがちという不遇のタイトルだったので、見かけたら是非ともプレイしてみて欲しい。出来れば同じくらいの腕の友達と一緒に。

もしも安斎都がシンデレラだったら

昔々、あるところにシンデレラという少女が探偵事務所を構えていました。
少女のところにやってくるお仕事は少なく、逃げた猫探し程度が関の山でした。ですが、少女はどんなお仕事でも一生懸命にこなして日々を過ごしていました。

あるとき、事務所に一通の手紙が届きました。
『今夜12時 王子の大事なものを頂きます』
仕事の依頼かと思って封を開けた少女はびっくり、なんとそれは予告状だったのです!
少女は困ってしまいました。ここはお城ではありません。郵便事故かと思いましたが、切手が張られていないことに気付きました。ということは直接投函されたということです。
「これは…この私への挑戦状ですね!」
今夜はお城では舞踏会が開かれているはず。おそらく犯人はその中に紛れているのでしょう。
ひとまずシンデレラは警察に向かいました。大事なものが具体的に何か分からない以上、人手が必要だと判断したのです。


シンデレラは肩を落として歩いていました。警察では思った成果を上げられなかったのです。
対応してくれた胸の大きい婦警さんは警備に人を回してくれると約束してくれましたが、ついでにお城に入る許可証も貰えないかと聞いたら見事に断られたのです。
さすがに一探偵がアポも取らずに入れてもらえるわけはありませんし、易々と忍び込めるほどお城の警備もザルではありません。そもそもさっき警備の増員を掛け合ってきたばかりです。自分で増員をお願いしておいてそれに捕まったとあってはギャグにすらなりません。
事務所に戻ってきたシンデレラは深い溜め息を吐きました。もうお城では舞踏会の始まる時間です。シンデレラにはもう打つ手はありません。後は警察が犯行を阻止してくれることを祈ることだけでした。
シンデレラの目に涙が浮かび、流れ落ちていきます。
無力な自分が情けなくて。予告状の挑戦に対して応えられないことが悔しくて。
自分がもっと有名だったなら、警察から紹介状を出してもらえたかも知れない。お城の警備も顔パスできたかも知れない。そう考えると、悲しくてしょうがなかったのです。


そのとき、誰かが事務所のドアをノックしました。
シンデレラは袖で涙を拭うと、返事をしながらゆっくりとドアを開きました。
「こんばんは、シンデレラ。…お邪魔だった?」
そこに立っていたのは近所に住む同い年の少女でした。ふんわりとした雰囲気で、良い娘と評判です。ですが、今日はちょっと様子が違いました。
「い、いえ、そんなことはないです。それにしても、その格好は…」
今日は舞踏会。招かれた少女達は精一杯のおめかしをしてお城に行っているはず。なのに少女は黒いドレスに黒いマント、それに先の尖った帽子。
「ふふっ、今日の私はね、魔女なの」
屈託なく笑う少女に、シンデレラはどう答えたものか迷いました。その格好は魔女そのものですが、童話の中の呪いを振りまくような魔女だとは思えなかったのです。
「お城に行きたいんだよね?」
頷いたシンデレラに、少女はステッキを取り出すと魔法を唱え始めました。するとどうでしょう、野暮ったかった服装がまるでアイドルと見紛うようなすてきな衣装に変わったのです。シンデレラも驚きを隠せません。
「あなたは、一体…」
「言ったでしょう、魔女だって。あとこれも、はい」
手渡されたのはお城からの招待状。
「私宛てだけど、今日は都合が悪いから。だから代わりに、ね」
これでお城に入ることができる。シンデレラの胸は高鳴りました。
「そうそう、魔法は12時になったら消えちゃうから、気を付けてね?」
「わかりました、それじゃ…行ってきます!」
「はい、行ってらっしゃい」
駆けていくシンデレラを、少女は小さく手を振って見送りました。馬車の事を忘れていたのを思い出すのはもう少ししてからでした。


シンデレラがお城に着いたのは、パーティーもたけなわとなった頃でした。
会場はシンデレラの目から見ても魅力的な少女や女性がいっぱいで、気後れしてしまうほどでした。
たくさんの少女たちは、ここで王子からダンスに誘われるのを待っているのです。
シンデレラは挙動不審な人物がいないかと目を光らせていましたが、どう見ても本人が一番挙動不審でした。
やがて、王子がやってくると…シンデレラの前で歩みを止めました。
「お嬢さん、私と踊っては頂けませんか?」
シンデレラは困りました。ダンスをしていては犯人を捜すヒマがなくなってしまいます。しかし、犯人の狙いは王子の大事な物。そばにいれば何かあってもすぐに行動できるだろうと考えると、承諾しておいた方が良いと判断しました。
王子と踊っている間も、シンデレラは抜け目なく周囲を観察していましたが、怪しいものは何も見当たりません。時間ばかりが過ぎていきます。
やがて、12時を告げる鐘が鳴り始めました。
「しまった、私としたことが…!」
少なくとも王子の周りに犯人らしき人影はない。ということは犯人の狙いは別。シンデレラは駆け出しました。
「あっ、何処へ行くのです!?」
王子もシンデレラの後を追います。階段を駆け下りる二人。そのとき、12時の鐘が鳴り終わり…全ての明かりが消えました。続いて重量物の落ちる音。揺れる床。悲鳴。叫び。会場は一瞬にしてパニックです。
「みなさん!動かないでください!」
凛とした声が会場に響くと会場は多少落ち着き、予備の照明が付くと何が起きたのかはっきりと分かりました。
ダンスホールのシャンデリアが、無残な姿を床に晒しています。
「危なかったですね。あのまま踊っていたら…恐らく即死だったでしょう」
そこにいたのはさっきまでのドレスに身を包んだ少女ではありません。
「き、君は…」
「私は探偵です。犯人は…この中にいます!」



続かない

「関東サイバーボッツ三銃士を連れてきたよ。」「関東サイバーボッツ三銃士!?」

というわけで日帰りでa-choで行われたカプコン祭のサイバーボッツの部に参加してきたよ。

当日朝7時過ぎに夜行バスにて京都の地に降臨。携帯の地図を頼りにa-choまでのんびり歩いていくことに。迷わず着いたら流石に時間早くて開いてなかったのでどっか喫茶店で時間でも潰すかーと思ったらラウンドワンがあったので即入店。グルーブコースターで無事京都勢の肩書きゲット。当面の目標は聖者の鼓動ハードクリアという方向で。
ぷよクエアーケードは二つ目のステージでようやくゲームらしくなってきた感。無課金だとどこまでいけるもんなんじゃろうか。

そうこうしてる間に10時過ぎてたのでa-choへ。
ストEX2+勢やJOJO勢の人が早くから仕上げるのに余念が無い中、ボッツでライトニングさん使ったりとかしてた。
関西勢の面々や関東勢も続々と集まって対戦したりなんだり。
お昼はSVKさんがピストル丸さんからオススメしてもらったお店で一緒にご飯。焼肉丼うめーもぐもぐ。a-choに戻ったらまた対戦。あとカプコン祭の他のタイトルの大会を観戦したりとか。

そしてサイバーボッツ大会。予選リーグはSVKさんのジャッカル、イツキさんのヴァイスを制して一位抜け。
決勝リーグでしおみー好きの斑猫さんのレプトスを爆砕してみーちゃんワーロック戦。ただしコマンドミスでタランテラ。下手すればワーロックの方がやりやすいまである。
対タランテラはとにかくパワードレッカーの制圧力が怖い。あれがライアットの牽制A2と射程ダダ被りでリターンが段違いなので牽制すら許されない。飛んでも空中パワードレッカーの方向使い分けで、迂闊にバルカン撃とうとすると吸われるので超怖い。しかも多段ジャンプの回数それなりで着地狙いにくい+逃げもある程度可能と実に嫌らしい。結果あえなく爆散。
決勝はみーちゃんタランテラとHKレプトスという完全にトラタワでやれ状態になったけど、ワーロックが出てれば勝てたかどうかは本人達のみぞ知る。
三決は無かったけど鴨川カルノフさんとの同着3位という扱いでコメント残す権利と写真に写る権利を得たので、関西モバマス勢を蹂躙したお詫びに都と若葉さん推しのコメントを残すことに成功。

勢いでレインボー大会にも参加。
そしたら予選でHKさんとか鴨川カルノフさんとかいて何このブロックこわい!
俗に言う強キャラどころは読み合いや対策の領域に踏み込める気がしなかったのでダルシムで当て投げとヨガスマッシュ後の表裏二択での分からん殺しを企む。
HKさん相手に開幕中足読みでのぼっ立ちから歩いて投げとか局所的には冴えてたものの、レインボー及びスト2経験のなさが致命的極まりない。無理よね、わかるわ。

大会終了後にまたボッツ。
何故かスーパーライトニング大戦が勃発したりガルディンで腕ブンブンしたりしてた。多分今までボッツの稼動してた空間でライトニング含有率最高級だと思う。
というか使ったキャラのライトニング・ガルディン・ライアットとどれも関西で使ってる人のいない機体ばかりで分からん殺し要素満載だったのは多少申し訳ない気がする。

新幹線組のHKさん、SVKさんが帰ったあとにラーメン屋さんでご飯。燃えジャスとか各種格ゲーの話題で盛り上がったりとか。夜行バスに乗るのに備えて少なめにしておいたけどもうちょいがっつり食べても良かった。実際お腹空いた。とりあえず真っ赤なラーメンとかは見てるだけでいいと心から思った。

ラーメン屋からの帰り道でみーちゃんさんとらんま勢のいまきちさんが離脱、そしてa-choへ。
レインボーもやったけどあれが関西勢にウケてる要因の一つは攻めっ気強い方が勝つというアレが気風に合ってるんだなーと。春麗弱キャラとかいうけど普通に蹴り殺されたよ!
22時過ぎくらいに早めにa-cho離脱して駅へ、そしてバスで東京帰還。


総評として、a-choは良いお店だなーというのと関西勢も楽しそうにゲームしてて良いなーと。
エアガイツ仮面(西)さんがボッツの大会の様子を見て凄い楽しそうだったのが印象的でした。


追記:レインボーで当たったのは鴨川カルノフさんじゃなくてギルダンマンさんだったわ…切腹ものだわ…

ぼくたちの夢見たゲーセン

話をしよう。
あれは今から10年……いや、20年前だったか。まあいい。


俺がゲーセン少年になったきっかけは、デパートのゲームコーナーだった。
家族でデパートに買い物行く際、100円玉を2枚ほど渡されて買い物が終わるまで放置というのが当時の扱いだった。
元々見知らぬ物に興味津々だった俺にとって、ゲーセン・ビデオゲームというのはタイトル一つとっても画面が目まぐるしく変わるし、また来たときには見たのないゲームが入っているというまさしく夢のような空間だった。
そうやって物心付いたときからゲームに対する憧れを抱いて成長した子供は、自転車に乗れるようになって行動範囲が広がればゲーセンに行くようになるのは当然と言える。
まあまだ本格的ゲーセン=照明暗くてタバコの煙が立ち込めてて不良の巣窟、というイメージの残る時代だったので後にホームになる店に行くようになるのはまた後の話、というか今回の話の趣旨はそこじゃない。


ゲームに触れたとき、ゲーセンでゲームに囲まれているとき、何を見ただろうか?
当時の俺は(今でもそんなに上手くは無いが)下手でもゲームが大好きだった。きっとずっとこういう環境が続くのだと思っていた。ゲームは進化し続けて、この画面の中の世界が無限に広がっていくものだと信じていた。

終わりはプリクラから始まった。
ホームの店がプリクラを置き、それは爆発的に増えた。スペースのためにビデオゲームの筐体は減らされ、遊べるゲームの数も減っていった。
今でこそあれは店として売り上げを上げるための当然の行動だと理解しているが、当時の俺は理解できなかった。憤った。なぜゲーセンがゲームを減らすのか。
言い換えれば、既にあのときゲーセンにとっての上客はプリクラを撮りにくる女子高生らであって、俺たち常連ではなくなっていたということに気付けるほど大人ではなかった。

そうしてメーカー経営の店はアミューズメント施設となり、そうでないものは静かに消えていった。俺の地元のホームも消えた。随分前の話だ。

そして今、ふと思うことがある。ゲーセンというのはこうなるものだったのではないか?
昔のゲームは移植されて家庭で遊べるようになり、家にいながらネットを介して見知らぬ他人と遊べるようになった。ゲーセンというものが必要とされた時代は終わったのではないか?

勘違いしないでもらいたいのは、俺はビデオゲームの終焉を望んでるわけではない。いつまでも続くのならば続いてもらいたいという気持ちはある。
けれど事実としてゲーセンは消えていっているわけで、ビデオゲームは絶滅の危機に瀕している。俺には打開策など見えない。出来ることは生きている店にコインを入れにいくだけだ。

最後に棺担ぎのクロからこの言葉を。
『旅人が本当に辛いときは 自分の中に旅をやめる「理由」を抱いたときかもしれない』