他人を笑わせるコスト

いやまあとうに散々言われてることだと思うんだけど、例の蕎麦屋のバイトがアレな写真撮って炎上閉店賠償請求の三段コンボを見て思ったこと。


他人を笑わせたり、他人から凄いと思われたいという欲求がある。で、それを如何にして満たすか。
言い換えれば他人に影響を与えたいという願望に対して、どういったコストを支払うかということでもある。
日常では人の感情に波は立たない。人は非日常的な出来事、珍しい事に興味を抱くというのはついったーで沢山のRTされるついーとやアクセスを集める釣り記事なんかを見れば歴然。
そこで、その「非日常的な出来事」として何を取り上げるのか、何をコストにするのかは当人の問題。大別すれば「自分をネタにするか」、「自分以外の物をネタにするか」の二つ。
自分をネタにした場合、少なくともネタにしている対象からなんやかんや言われることはない。身を張った芸をする芸人みたいなものだからね。
逆に自分以外をネタにした場合は、ネタにした対象から許可を取っていないと問題事へと発展する可能性がある。
件の蕎麦屋の場合、「本人が機械に入っている」ということの面白さよりも「場所がバイト先で衛生的に気をつけるべき場所である」ということの方が問題だったわけで、これは後者の自分以外の物がネタになってしまったケースと言える。
度々とぅぎゃったーで話題になる他人のイラストの無断転載・騙りなんかも他人をネタに自分が賞賛浴びたいアピールみたいなもんで、自分で火種撒いてればそりゃ炎上するわと。
まあそういう行為をするのを若いもんと十把一絡げにしてもアレとは言え、その辺の世代的に自分の身を切ってネタをするよりも他の物をネタにしなきゃウケが取れないと考えるとある意味においては哀れとは言える。
ネットの隆盛で情報網は格段に広がり、昔はゲームの裏技を知っていればクラスでそれを話題に出来たけれど、今や自分が知っていることは他人も知っていることであり、そうなるとより大きなネタを見つけてこなければ他人からの賞賛を得られない時代というのは恐ろしいもんである。
それでも他人をネタにするという行為に対して、バイト不祥事の三段コンボが安定して決まるようになれば少なくとも店に迷惑がかかることはなくなるわけで、自分を道化にやつしてでもウケを取りに行く精神が育まれるることを願ってやまない。


何が言いたいかと言うと、j○nとかは○まみたいなまとめサイトは滅びろということです。