アーカムの歩き方

アーカムホラー完全日本語版が英語版より三千円ほど安いおかげでもう一個買おうか悩む、そんな春。
というわけで、「やってみたいけど難しそうだし……」という人向けに解説っぽい何かを書いてアーカムホラーの普及率を上げる草の根活動をしてみたい。

アーカムホラーの目的
あなたは何かしらの目的を持ってこの呪われた街、アーカムへやってきました。
今、この街ではおぞましい何かが目覚めようとしています。恐るべき旧支配者の目覚めを妨げ、世界を救わなければなりません!
(意訳:旧支配者が起きようとしてるから封印するか、最悪の場合殴ってお帰り願う)

○ゲームの勝利条件
・ボード上のゲートマーカーを全て取り除く(但しプレイヤーの所持しているゲートマーカーがプレイヤーの数より多いこと)
・ボード上に旧き印マーカーを6つ置く
・旧支配者との最終決戦で勝利する
基本はこの三つ。拡張によっては特殊な勝利の方法が増えることがある。
(『勝ち組に加わる』、エピックバトルカードの内容など)

○敗北条件
・旧支配者との最終決戦に敗北する
突き詰めるとこれ一つ。これも拡張や旧支配者によっては敗北条件が追加される。
(演劇「黄衣の王」が第三幕まで進む、シュド=メルの特殊能力で建物が全て倒壊するなど)

○旧支配者のお目覚め条件
・破滅トラックが指定された数まで到達する
・ボード上のゲートマーカーが制限を越える
基本はこの二つ。これ以外にも、
・恐怖レベルが10になっていて、場に出ているモンスターの数が上限を超える
・ゲートが開く際に置くゲートマーカーが切れている
・モンスターを出す際にモンスター袋の中にモンスターがいない
といったマイナーな条件がある。

ゲートが開く=破滅トラックが進む、なので基本的には破滅トラックの数が旧支配者ごとの時間制限と思って差し支えない。
但しゲートの開いているところにゲートを開くことになった場合、モンスター大量発生が起こり場にモンスターが溢れるが、ゲートが開かないので破滅トラックは進行しない。ので、時間を稼ぎたいときはあえてゲートを放置するのも手。ゲートの上限と大量発生したモンスターには気を付けること。
発生したモンスターをボード上で捌ききれない場合、上限を超えたモンスターは『郊外』と呼ばれる場所に置かれる。ここに置かれたモンスターが一定数を超えると、恐怖レベルが上昇する。

○恐怖レベル
アーカムがどれほどの恐怖に包まれているかを表す。
主に郊外のモンスターが上限を超えることで上がる他、神話カードによっても上がったりする。
恐怖レベルの上昇によって起こるデメリットは
・協力者カードを一枚箱に戻す(ゲームから取り除く)
・一定レベルでアーカムの店が閉まっていく
・旧支配者がハスターの場合、戦闘修正が上がる(強くなる)
店が閉まるのがとにかく痛い。3レベルで雑貨屋が閉まってしまうので、閉まりそうなら早めに買い物をしておいた方が良い。



書くことが多すぎてまとまりが無いな。
今はここまで、次はゲームの流れとか解説したいところ。