弱キャラの定義とは

ここ半年ほどライアット使い続けてライアットの評価がうなぎ登りしたので、何故弱キャラとして扱われていたのか、何故弱キャラを脱出したのかを考えてみたい。

○何故弱キャラと認識されていたのか
・掴み投げ、コンビーネーションが無い
掴み投げ狙いのA1暴れとコンビネーションでまとまったダメージを取れないのは明らかにデメリット。
・空中技が弱い
ホバー脚なのに空中戦が出来ない。無駄に持続の長いA1、使いどころのないA2、判定は強いものの真下しか攻撃できないストンピングは空中戦機体とは思えないラインナップ。
・必殺技の隙が大きい
ガードさせてOKという技が少なく、A1ダイナブロウでさえ一部のキャラには反確。あとライアットストライクの存在が罠。コマンド的にも。
・サイバーEXが弱い
絶望的な出の遅さ、飛ばれると当たらない、ガードされても反確と褒める部分が見当たらない完璧なスペック。
・火力が低い
飛び込み→地上技→必殺技というスタンダードなコンボが空中技の仰け反りが短いため本当に地上ギリで当てないと狙えないので、狙いに行くのが非現実的。
コンビネーションからの必殺技もコンビネーションが存在しないため不可能。
現実に狙えるのは屈A1→A1ダイナブロウ程度と火力が他のキャラと比べて低い。

つまりこれらはライアットの弱み、ネガティブな部分。
これらを認識した上で、ではどうして今のライアットは戦えるようになったのか。

○ライアットの強み
・バルカンでの地上制圧力が高い
適当にバラ巻いてるだけで相手は地上から近づきにくい。素晴らしい。
・バルカンをガードさせるだけで有利
とどのつまりこれに尽きる。バルカンからのダッシュ投げを飛んで逃げられないというのは分からん殺しに使える。
・投げにブースト受身を取るのが困難
タイミングが結構シビアらしく、受身を取られることが少ない。
これのおかげでバルカンからのダッシュ投げ、追い討ちにダウン投げである程度まとまったダメージを取って起き攻めという状況を作ることが出来る。
・デスボルトでの追い討ちが地味にダメージを取れる
シャイニングアームやギガクラッシュ、デスボルトなどで景気良く吹っ飛んだ遠くの相手にも追い討ちでダメージを取ることが出来る。
コンボでダメージを稼ぎにくい分、こういった小さなダメージの積み重ねが馬鹿にならない。
・空中での機動力を生かした強襲が強い
相手の頭上を浮いて、隙を見せたら即ストンピング。出してる本人にもめくりになってるのか分からないが幻惑にはちょうど良い。
フルメタルチャージを出されても空中で回避行動を取っての反撃が出来たりと、相手にライアットの経験が無いと手玉に取れる。

大体こんな感じか。
弱いところがあれば強いポイントもあるので、高い機動力を使ってその強みを生かせる状況を作りに行けば戦える、ということだろう。
何より「強さ」を信じること。弱キャラだからと諦めたら勝てるものも勝てなくなる。それは「負けても弱キャラだから仕方ない」と負けの理由を作っているだけに他ならない。
どうせ使うのならキャラに愛着を持って戦いたいものです。
『ライアットはワシが育てた(キリッ』とか。